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活動報告(2017年度)

第100回    柴又散策
[2018.05.15(金)]

歩こう会今年度最初の催事は柴又散策。ご存じ「わたくし生まれも育ちも葛飾柴又です」のフーテンの寅さんゆかりの地。5月15日(火)am10:10に京成金町線柴又駅に集合。駅前広場では早速に、例の雪駄、腹巻、ダブダブ上着に帽子、トランク姿の寅さん像が出迎えてくれました。「男の一生一人旅 さくら それじゃあ行くぜ あばよ」と言わんばかり。参加者は先ずここでハイ バター。(新井会員は途中参加)

全員で集合写真1

寅さん銅像の前で参加者一同集合写真

寅さん像の足元をよく見ると、左足だけが何故かピカピカ。何でもここを撫でると大切な物を忘れなくなる御利益があるとか。そのようなご心配ある方は是非!

駅から帝釈天境内まで歩くこととしましたが、200m余りの参道両側には名物の草だんごや塩せんべいを売る店、老舗の川魚料理屋、お漬物屋などが立ち並びレトロな趣を色濃く醸し出す魅力的なコース。この時点で、予定していた寅さん記念館と山本亭は本日休館と判明しましたが、寅さんよろしく「俺は旅人だからな。風の吹くまま気の向くままさ。歩きながら考えるさ」といった風情。皆様余り意に介さず。当会会員皆様人情お厚いようで結構結構。見上げたもんだよ。(写真参照)。

参道の商店街を楽しむ参加者

参道の商店街を楽しむ参加者


ほどなく柴又帝釈天境内に到着。寅さんが産湯をつかったとされる御神水や、当地への開山の緒とされる瑞龍の松などを楽しんだ後参拝。このお寺は正式には経栄山題経寺(日蓮宗)と言い、寛永年間(1629年)に開基されたとのことですが、江戸時代には帝釈天信仰と庚申待ち信仰が結びついて、宵庚申の参拝が盛んとなり、見渡す限りの葛飾田園には提灯が続き、小梅、曳舟、四ツ木、立石を経て曲金(高砂)の渡しから柴又へ至る道と、千住、新宿へ至る道の二方向へ夜通し明かりが連なったとか。江戸庶民の間に深く浸透していた参詣の風俗に、寅さん人気が重なり今の人気へと繋がっているようです。

帝釈堂は総欅造り。内殿の外部は東・北・西の全面が装飾彫刻で覆われており、中でも胴羽目板の法華教説話の浮彫10面が著名。「彫刻ギャラリー」として公開されてましたので、揃って拝観。見応えありました。

釈迦堂の彫刻

釈迦堂の彫刻

数々の木彫を一通り見終わったところで、新井様と合流。10名全員揃ったところで再びハイ バター。

新井さん交えて再度集合写真

新井さん交えて再度集合写真

次に向かったのは矢切の渡し。真っ青な青空が広がる中、柴又公園(江戸川河川敷)を抜けて乗船。汗ばむ程の陽気でしたが、風穏やかだったこともあり、舟の中で新井様持参のお酒を早速に頂戴(写真参照)。細川たかしとは趣の異なる船頭さんのウイット溢れる口上を楽しみました。因みに新井様は渥美清(本名:田所康雄)と小学校(板橋区志村小学校)で後輩先輩のご関係とか。何だかいいお話ではないですか。

舟の上でちょっと一献

舟の上でちょっと一献


対岸は千葉県松戸市。対岸に広がるゴルフ場(江戸川ラインゴルフ松戸コース)は、寅さん映画によく登場しましたね。不肖私もゴルファーの端くれですが、何を隠そう、ここは目下私のホームコース。それ故、今もこの川底に眠る私のボールは数知れず。思い起こせば恥ずかしきプレーの数々。その後の奮闘努力の甲斐も無く、今日も涙の陽が落ちる日々でございます。ボール諸君。痛い思いをさせちまったな。いつかお前達の喜ぶようなスコアを出すからな。それまで達者でな。それにしても、私のボールはつらいよ。

下船後は帝釈天参道に後戻りし、「やぶ忠柴又帝釈天参道店」に登楼。ここは、石臼挽きに拘り、その日の天候に合わせ玄そばの皮の剥き方まで変えるという有名店。こんな有名店に場所を変えましても、我が歩こう会はアルコール会。席に着くや早速酒盛り開始。蕎麦の実入り焼き味噌、板わさ、味噌田楽、お漬物といった昭和情緒溢れ、日本酒誘う懐かしメニュー満載。それら一つ一つに立ち寄ってチビリチビリとしたため、お蕎麦注文までの参道は長く長く楽しいものでした。「とらや」茶の間を彷彿させる懐かしき雰囲気に包まれ「信州信濃の新そばよりも、あたしゃあなたのそばがよい」。

「やぶ忠柴又帝釈天参道店」にて懇親

「やぶ忠柴又帝釈天参道店」にて懇親

お疲れさまでした

お疲れさまでした


「西へ行きましても、東へ行きましても、とかく土地土地のお兄さんお姉さんに御厄介かけがちなる若造でござんす。以後、見苦しき面体お見知りおかれまして今後万端引き立って宜しくおたの申します」ってね。

葛飾柴又本当に楽しかったです。企画して下さった幹事皆々様に感謝感謝。

[古曳亨司(S47法)  記]


【参加者】10名(敬称略.アイウエオ順)
新井鐘二(S39文)、井上宏一(S46 商)、大野正道(S40 理工)、
大野真美(S42 文)、小林春男(S44 商)、古曵享司(S47 法)、
近藤雄一(S34 理工)、権平和照(S38 法)、南三千代(S44 理工)、
森島清(S36 政経)


 

 
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